旅行費を節約したい方におすすめなのが車中泊です。札幌市内や近郊には、無料で車中泊できるスポットが点在しており、清潔なトイレや温泉に近い穴場など快適な駐車ポイントが揃っています。当記事では、初めて利用する人にも安心な無料車中泊スポットを厳選して紹介。便利な周辺施設や注意点も合わせて解説します。
目次
札幌で無料車中泊できるおすすめスポット
まずは札幌市内および近郊で無料車中泊が可能なスポットを紹介します。車のサイズや目的地に合わせて、設備や環境が異なる各スポットの特徴を比較しながら見ていきましょう。
下記のような場所なら、安心して車中泊できます。
北欧の風 道の駅とうべつ
札幌市の隣、石狩郡当別町にある道の駅です。大きく平坦な駐車場があり、24時間トイレや自動販売機、無料Wi-Fiが整備されています。レストランや直売所など施設も充実しており、道の駅内には24時間営業のコンビニエンスストアもあるため、夜間の買い出しやトイレ利用も便利です。札幌中心部から車で約40分ほどと近く、花と緑に囲まれた静かな環境でぐっすり休めるスポットです。
道の駅の敷地内は照明が十分で安心感があり、トイレは定期的に清掃されて清潔です。人気のイタリアンレストランやショップもあり、出発前や翌朝の散策も楽しめるでしょう。
星見緑地南側駐車場
札幌市手稲区にある大きな公園の駐車場です。名称の通り公園は星空観察に適しており、灯りが少なく月明かりの下で静かな夜を過ごせます(駐車場自体には街灯が少ないため、足元には注意が必要です)。24時間開放されており、車中泊マナーを守って利用すれば問題ありません。
敷地には公衆トイレがあり、利用はできますが夜間はやや暗いので懐中電灯が役立ちます。近隣には店舗などがほとんどなく事前に必要な飲食物を用意しておくのがおすすめです。静寂な環境で眠りたい方にはぴったりのスポットです。
札幌トラックステーション
札幌市厚別区にある公益社団法人全日本トラック協会の施設です。広い駐車スペースがあり、原則トラック用ですが、事前に認められれば一般車両でも無料で利用できます。24時間利用可能で、1回あたり最大16時間まで駐車でき、長距離ドライバーの休憩場としても提供されています。
施設内にはトイレや休憩室が設けられており、目の前にはショッピングモールや飲食店も充実しています。有名なジンギスカン専門店やラーメン店も近いため、夕食や朝食に困りません。札幌市街からわずか10分ほどの立地で交通の便も良く、市内観光の拠点にも利用しやすいスポットです。
定山渓パーキングエリア
札幌市南区、温泉街の手前にあるパーキングエリアです。夜間は交通量が少なく静かなので、車中泊にも適しています。敷地内には公衆トイレがあり、日中は立ち寄り客で賑わいますが深夜は落ち着きます。温泉施設「定山渓温泉」「豊平峡温泉」といった人気のスポットも近くにあるため、温泉で疲れを癒してから休むことができます。
周辺は国道沿いですが、PA内は駐車エリアが道路から少し離れているため車の音は気になりにくいです。朝は豊平峡ダム方面へアクセスしやすいため、観光も兼ねて泊まるのに便利です。
野幌森林公園 大沢口駐車場
札幌市北広島市に隣接する広大な森林公園の駐車場です(住所は江別市)。大沢口は公園中心部に近く、大きな駐車スペースがあります。無料ですが非常に静かで、トイレは古いもののドアが二重扉になっており虫が入りにくい工夫がされています。自然に囲まれているため、快適に夜を過ごせます。
また、公園内にはキャンプ場や散策路もあるので、早朝に軽い散歩を楽しむのもおすすめです。近隣に日帰り温泉施設もあるため、入浴を済ませてから眠ることができます。ただし街灯はほとんどないため、夜間は懐中電灯を使いましょう。
野幌森林公園 トド山口駐車場
同じく野幌森林公園の南側にある無料駐車場です。大沢口ほど設備は整っていませんが、こちらも大自然に囲まれた静かな環境です。トイレは公衆トイレがあり利用可能ですが、建物周辺以外は街灯がなく真っ暗になるため、防犯に十分注意が必要です。
この駐車場は夜間かなり暗いため、男性やグループで利用するのが安心です。一人で女性だけでの利用は控えたほうが良いでしょう。清掃はされていますが古い施設のため、あらかじめ必要な用品(トイレットペーパーなど)を準備しておくと安心です。
その他の駐車ポイント
このほか、札幌市内には24時間営業の店舗やホテル駐車場、展望台駐車場などがありますが、基本的に車中泊目的での長時間利用は推奨されていません。許可なく公共の駐車場で長時間停車すると、道路交通法に抵触する恐れもあります。どうしても利用する場合は、事前にオーナーや管理者へ問い合わせて許可を得るようにしましょう。
車中泊する際の注意点とマナー

無料スポットで車中泊をする際はマナーとルールを守ることが大切です。以下の点に注意し、周囲への配慮を忘れずに利用しましょう。
駐車場や施設のルールを確認する
道の駅やパーキングエリアでは、「仮眠・休憩のみOK」という暗黙の了解が元々あります。宿泊目的の長居は固く禁じられているため、基本的には仮眠程度と心得ましょう。事前に施設の看板やホームページを確認し、車両制限や利用可能時間などがないかチェックします。夜間閉鎖される施設や営業中断時間がある場合もあるので、到着前に把握しておくと安心です。
また、駐車場によっては管理者が巡回している場合があります。利用を許可されている場所でも、不必要に車内灯やテレビなどをつけっぱなしにせず、節度をもって利用するよう心がけましょう。
ゴミは必ず持ち帰る
車中泊中に出たゴミは、必ず自分で持ち帰りましょう。ゴミ箱が近くにない場合も多いため、ゴミ袋を持参し、車内で処分できるようにします。紙くずや飲食ゴミを放置すると環境美化の観点からも問題ですし、次に利用する人や施設にも迷惑がかかります。必要なものは使い捨てせず、積極的に持参するようにしましょう。
夜間は静かに過ごす
深夜の車中泊では音量やライトに十分気をつけます。エンジンを切らないアイドリングや、大声での会話、音楽の大音量はトラブルの元です。隣の車や歩行者に配慮し、窓の開閉音や荷物の移動音も最小限に抑えましょう。車内灯や懐中電灯の使用も最小限にとどめ、外部に迷惑がかからないよう心がけます。騒音には特に厳しい地域もあるので、周囲から注意される前に自発的に静かにするように心がけましょう。
防犯対策を徹底する
貴重品は必ず車内に置きっぱなしにせず、外出する際は鍵をかけておきます。駐車場は広く明るい場所を選び、夜間はできるだけ他の車両の近くや入口付近など、人目のある場所に停めると安心感が増します。人けのまばらな場所では、車内の荷物を外から見えないようカーテンで目隠しするのも効果的です。周囲を確認して不審者がいないかどうか確認するなど、最低限の警戒も忘れないようにしましょう。
【重要】車中泊はあくまで仮眠・休憩が目的です。宿泊施設ではないため、車外活動に制限があります。緊急事態には速やかに場所を移動できるよう、深酒や長風呂などくだけた過ごし方は避けましょう。
車中泊を快適にする持ち物と準備
快適な車中泊には事前の準備が欠かせません。特に札幌周辺は季節によって気候が大きく変わるため、必要な装備を揃えておきましょう。
寝具と防寒対策
車内で快適に眠るために寝具を用意します。夏は虫除け対策も重要ですが、札幌は特に冬が厳寒なので厚手の寝袋や毛布・フリースなどの防寒アイテムが必須です。車のシートを平らにし、マットレスやエアマットを敷くと長時間の睡眠でも身体が痛くなりにくくなります。また寒冷地用の暖かいパジャマやソックス、電気毛布などがあると、夜間の冷え込み対策になります。冷え性対策のためにも、車内で厚着をして寝るようにしましょう。
夏場は逆に車内が蒸し暑くなるため、虫除けスプレーや扇風機、小型扇風機などの熱中症対策グッズも忘れずに。季節に応じて必要な寝具を変えると快適さがアップします。
飲料・食料の準備
近くにお店がないスポットでは、飲料や軽食をあらかじめ用意しておくと安心です。ミネラルウォーターやスポーツドリンク、レトルト食品やインスタント食品、カップ麺など手軽に食べられるものが車中泊には役立ちます。夏場は特に水分補給が大切なので多めに持参し、冬は保温ボトルに温かい飲み物を入れておくと便利です。
コンビニやスーパーで買い出しするときは、こまめにゴミをまとめておくと車内がゴミだらけにならず衛生的です。調理器具はカセットコンロがあれば簡単な調理も可能ですが、公共の場では煙やにおいに注意して使いましょう。
電源・モバイルバッテリー
携帯電話の充電や暖房器具の電力確保にはモバイルバッテリーや車載インバーターがあると便利です。スマホの充電切れ対策には大容量のモバイルバッテリーを用意し、眠りや目覚ましにも影響しないように計画的に充電しておきましょう。冬場は車のエンジンをかけっぱなしにすると燃料が減ったりバッテリー消耗の原因になるので、ポータブル電源やキャンプ用バッテリーも検討すると安心です。LEDランタンやヘッドライトなど照明器具の電池も忘れず交換しておきます。
また、車中泊中もスマホの地図アプリやウェブ検索で情報を確認する場面は多くあります。無線LAN環境がない場合に備え、携帯可能なWi-Fiルーターや高性能なスマホの利用もおすすめです。
カーテンや照明など便利アイテム
車中泊の快適度を上げるために、目隠し用のカーテンやサンシェードを使用しましょう。遮光カーテンがあれば外から室内が見えにくくなる上、外灯の明かりを遮って車内を暗く保てます。枕やクッションがあると腰や首が楽になり、深い睡眠がとれます。また、折りたたみ式の椅子や小さなテーブルがあると車外で食事や休憩がしやすくなります。
灯りの確保にはランタンやヘッドランプが役立ちます。特に森や山沿いは真っ暗になる場所が多いので、小型のLEDランタンやスマホライトを活用すると便利です。さらに、万が一のケガに備えて救急セットやブランケットなどの防災グッズを常備しておくと安心です。
まとめ
札幌市内や近郊には、上記のように無料で車中泊できるスポットがいくつもあります。清潔なトイレや近隣の温泉施設が利用できる場所を中心に選ぶと、安心して快適に泊まることができます。事前にそれぞれの施設情報やアクセスを確認し、マナーを守って安全に利用してください。
車中泊は旅の新たな楽しみでもあります。舗装された駐車場であれば車内でゆっくり休憩できるのが魅力です。ぜひ今回紹介したおすすめスポットを参考に、札幌の旅をよりお得で充実したものにしてください。
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